

ポジ仙人のおかげで僕も親や兄弟と話し合いができまして、「みんなで少しずつ片付けていこう」という話になりました!

それは大きな前進じゃの〜。
さて、次は実際にどんな方法で片付けを進めていくかじゃの〜。

片付けをするということは決まったんですけど、具体的に何から始めたら良いのか全然分かんないんです。
それにまだ使える物は売ったりできるんですよね?
でも、あまり時間もかけていられないからどうしたら良いのかな〜? と思いまして。

確かに片付けは突き詰めると「不用品を処分する」ということなんじゃが、その方法はいろいろあるからの〜。
処分するのにお金を払わないといけないこともあれば、売ってお金をもらえることもあるから、できるだけ賢く片付けを進めていきたいもんじゃの。

できるだけお金は払いたくないし、できればお金に変えれたら嬉しいしな〜(笑)
でも、活用できそうなサービスがたくさんあり過ぎて、どうやって選んだら良いのか分からないんですよ……。

それは「片付けあるある」じゃの〜(笑)
「できるだけお金をかけたくない」「できればお金が欲しい」という気持ちが、肝心の片付けのスピードを遅らせてしまうんじゃな。
とりあえず売れそうな物を探してオークションに出品して……みたいなことをしていたら、時間だけが過ぎて行ってしまった、なんてよくある話なんじゃよ。

ポジ仙人、もしかしてどこからか僕のこと覗いてました?
ちょうどオークションサイトに会員登録したとこだったので……。

仕事でもそうじゃが、計画を立てずに何とな〜く進めていては、なかなか成果は出ないじゃろ?
それと一緒で片付けも目標通り達成するために大切なのは「自分の状況を知ること」と「自分に合った方法を選ぶこと」なんじゃ。
今回はその辺りの考え方を紹介していこうかの〜。
ということで、第2弾は「準備・計画編 〜自分に合った不用品処分サービスを知る〜」じゃ。
話し合いも無事に終わり、「さぁ、片付けよう!」と意気込んだあなた。
しかし、各部屋にある大量の物を前にして「どうやって進めたら良いんだろう……」「っていうかこれ本当に終わるの……?」と、意気消沈されていないでしょうか?
もちろん片付けのために必要以上のお金はかけたくないでしょう。
「売れる物は売ってお金にしたい!」と思うのも自然な考えです。
実際、あなたにとって不要な物でも、世の中にはそれを「お金を払ってでも買いたい」と思っている人もいます。
かと言って、そこばかりにこだわっていると肝心の片付けがなかなか進まないというジレンマも。
そこで今回は生前整理や遺品整理で活用できる様々なサービスをジャンル別に分け、あなたの状況に合ったサービスの選び方をご紹介したいと思います。
これを参考に、できるだけお金を掛けずに、そして物によっては上手くお金に変えていきながら、片付けを予定通りに進めていただければと思います。
あなたは次の4つのどのタイプ?
さて、生前整理や遺品整理と一言で言っても人によって境遇はバラバラです。
引っ越しや退去の日が決まっていて2ヶ月後には片付けを終えないといけない人もいれば、親がまだ元気な内から片付けを始めるので数年単位の時間がある人もいるでしょう。
遺品整理や生前整理で活用できるサービスを紹介しているサイトはたくさんあるのですが、「状況によってどのサービスを選ぶべきか?」まで解説されていないケースが多いです。
もちろん早く片付けられることは大切なのですが、時間に余裕がある人であれば不用品を売ってお金に変えることも視野に入れたいですよね。
逆に時間がない人が「1円でもお金にしよう」と思ってしまうと、肝心の片付けがなかなか進みません。
そこでまず知っておきたいのが、みなさんが以下の4タイプの内、現在どの状況に置かれているか? ということです。
- 時間に余裕があり、「できるだけお金に変えたい」と思っている。
- 時間に余裕はないが、「できるだけお金に変えたい」と思っている。
- 時間に余裕があるが、「お金を払ってでも片付けたい」と思っている。
- 時間に余裕がなく、「お金を払ってでも片付けたい」と思っている。

現状のあなたがどこにいるのか、冷静に把握することができたでしょうか?
もちろん2箇所に該当する場合もあると思います。
例えば、「時間に余裕があって、お金に変えれる物はできるだけお金にしたいけど、不要な物はお金を払ってても処分したい」といった具合です。
そして、これを元にあなたのポジションと一致するサービスを見ていけば良いということになります。
片付けをする上で活用できるサービスやアプリはたくさんありますよね。
オークションサイト、フリマアプリ、買取サービス、不用品回収サービス、行政の粗大ごみ回収……などなど。
それらのサービスをジャンルごとに図に当てはめると、以下のようになります。

あなたの境遇で使えそうなのはどんなサービスだったでしょうか?
それでは続いては、それぞれのジャンルについてメリット・デメリットを含めて解説して行きたいと思います。
お金に変えたい人向けのサービス

まずは「お金に変えられる系サービス」からです。
お金に変えるまでに時間がかかる → 時間がかからないという順に紹介していきますので、参考にしてみてください。
自分で売る系サービス
まずは「自分で売る系」のサービスです。
この手のサービスはたくさんあるのですが、代表的なものとしては以下のような物が挙げられます。
これらのサービスの特徴は何と言っても「購入希望者から直接買ってもらえること」です。
サービスによっては手数料がかかりますが、高値で売りやすいというのが最大のメリットです。
また、ジモティーなどは「0円で譲る」ということもできるので、お金にならなかったとしても、本来ならば粗大ゴミの処分料がかかっていたはずの物をタダ(相手が直接取りに来て)で引き取ってもらえる可能性もあります。
しかしその反面、デメリットになり得ることもたくさんあります。
まず、「出品するためには時間と手間がかかる」ということです。
最近は昔に比べてアプリで手軽に出品できるようになって来ましたが、それでも出品点数が多いと写真を撮ったり説明文を書くのも大変ですし、高齢者にとってはハードルが高いと言えるでしょう。
出品するのが子どもだったとしても、親が趣味で集めていた物を売る場合には商品知識がないでしょうから、適正価格や説明文に書くべき内容をいちいち調べなくてはいけません。
また、出品した商品がすぐ買ってもらえれば良いですが、なかなか購入者が現れないこともしばしばです。
「売れるまで気長に待てるかどうか」もポイントになってきますね。
さらに売れたら数日以内をメドに商品の発送をしなくてはいけません。
商品を包装したり梱包する手間もかかりますし、購入者とのメッセージのやり取りも出品点数が増えればその数に応じて増えていきます。
同時に複数出品している場合などは、「あれ? この人はどの商品を買ってくれた人だったっけ?」と混乱してしまうこともしばしばです。
混乱してしまった結果、送る商品を間違えてしまったといった事がおきないよう注意したいところです。
また、いつ売れるか分からないため、長期旅行や出張中に売れてしまった時のことも考えておく必要があります。
もしクレームなどのトラブルに発展してしまった場合は、基本的には自分で解決しなくてはいけません。
こうした点を考えると、メリットが大きいだけにデメリットが多いのも事実です。
また、出品者の名前や連絡先、住所が購入者に知られてしまうため、個人情報を気にされている方にとってはあまりオススメできません。
この手のサービスは、向いている人であれば趣味のひとつになったり、人によっては生活の糧にまでなり得る可能性もあります。
しかし、「面倒な作業に時間をかけたくない」「個人情報が心配」という人にとっては不向きな選択肢だと言えるでしょう。
- 高値で売れやすい
- 1点から出品できる
- 自分のペースで出品できる
- すべて自分で管理できる
- 出品作業に時間がかかる
- 出品作業が面倒
- いつ売れるか分からない
- 発送作業や購入者との連絡のやり取りに手間と時間がかかる
- トラブルやクーレム対応もすべて自分でしなければいけない
- 個人情報を購入者に知られてしまう

でも、時間がある人でパソコンが得意だったり、そういう作業が好きな人にとっては良いですね!
高く売れそうな物だけこういうサービスを利用するのもありかもな〜。
出品代行系サービス
続いては「出品代行系」のサービスです。
先ほど紹介した「自分で売る系」が面倒だと感じた方は、ヤフオクの出品代行サービスを活用するという手もあります。
有名なヤフオク出品代行サービスを挙げると、
- Yahoo!公認のストアの「QUICKDO(クイックドゥ)」
- 日本最大手のひとつ「オクサポ!」
- ネットオフ
の運営会社が手がける「宅オク」
落札価格が30万円以上だと代行手数料が0円になる「トゥービィー」※2018年4月にサービス終了
などがあります。
また、これらの出品代行業者は過去に大量の商品を販売して来ているため、購入者からたくさんの高評価を獲得している傾向にあります。
そのため、購入希望者からすると、あなたが個人で出品するよりも「この出品者は信頼できそうだ」と思われる可能性が高くなるため、入札も入りやすく、個人で出品するよりも高値で売れることも期待できます。
さらにメッセージのやり取りや発送作業は代行業者が行ってくれますし、クレームやトラブル対応の心配もありません。
個人情報も出品代行業者には提供しなければいけませんが、各購入者に知られることもないため安心です。
こう聞くとメリットばかりに聞こえるかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。
まずは手数料です。
高値で売れたとしても出品代行業者が受け取る手数料を差し引いた金額が振り込まれる形になります。
手数料率は業者によってバラバラですが、2%〜45%(ヤフオクシステム利用料含む)が目安となっています。
商品が高額であればあるほど手数料率も低くなるという仕組みです。
逆に安い物だと手数料を差し引いた結果、「0円」になってしまうこともありますし、業者に「出品不可」と判断されてしまった場合は返送料がかかる場合が多いことから、出品するアイテムはそれなりに選定する必要があります。
出品の手間は自分で売ることに比べると格段に楽になりますが、出品時のコメントなどを指定したい場合は、商品説明を書く手間などはかかってしまいます。
「自分で手間や時間をかけたくない」という人は、これらのサービスを検討してみるのが良いかもしれません。
- 自分で出品するより高値で売れる可能性がある
- 出品作業は業者がやってくれる
- 発送作業や連絡のやり取りも業者がやってくれる
- トラブルやクレーム対応も業者がやってくれる
- 個人情報を購入者に知られずに済む
- 代行業者に手数料を引かれる
- 出品不可だった場合は返送料がかかる
- 商品説明などを記載する手間がかかる場合がある
- いつ売れるか分からない

そう考えたら手数料がかかって当然だし、「それなりのお金に変えてもらえたらラッキー」くらいに考えるのが良いかも。
それにしても、出品作業はもちろん、連絡のやり取りやクレーム対応までしてもらえるのは確かに魅力的だな〜。
持ち込み買取系サービス

続いては「持ち込み買取系」のサービスです。
持ち込み買取系で一番馴染みがあるのは「ブックオフ」ではないでしょうか。
古本やをお店に持っていくと、商品点数によって査定時間は異なりますが、その場で査定して買い取ってもらうことができますよね。
状態が悪くて買い取ってもらえなかった本はお店で処分してもらうことも可能です。
また、「”ブック”オフ」という名前なので本のイメージが強いですが、それ以外にもCDやDVD、ゲーム機やゲームソフト、さらには携帯電話や楽器、洋服や家具まで様々な物を買い取ってもらうことが可能です。
※買取可能な店舗はBOOKOFF(ブックオフ)のHPでご確認ください。

また、街を見渡してみると、駅前に「貴金属・アクセサリー買取」と書かれたお店(質屋)や、地元のリサイクルショップなどが見つかるかと思います。
持ち込み買取の場合は査定人が自宅に来ることはないため、「他人を家に入れなくて良い」「事前に家の片付けをしなくていい」といったメリットもあります。
ただ、これらのお店はお店まで商品を運ぶ必要があるため、ある程度の時間と体力が必要になってきます。
さらにお店は店舗を維持運営するために多大なコストがかかっているため、あまり高い金額で買い取ることはできない傾向にあります。
そのため、「頑張った割に査定価格が安いな……」と感じてしまいやすいのが持ち込み買取系の特徴でもあります。
- その場で査定して買い取ってもらえる
- 買取不可の物は無料(もしくは有料)で処分してもらうことができる
- 店舗持ち込みなので自宅に来られる心配がない
- 自分でお店まで商品を運ぶ必要がある
- 努力の割に査定価格に満足できないことが多い

でも、お店が開いている時間ならいつでも持って行けて、その場で買い取ってもらえるっていうのは良いよな〜。
ただ、何往復もするとなると面倒くさいかも……。
宅配買取系サービス

続いては「宅配買取系」のサービスです。
これは「買い取って欲しい物を送ると、査定して買い取ってもらえる」というサービスです。
査定結果に納得いかなければ断ることもできます。
※返送料は業者によって異なります。
例えば持ち込み買取の定番「ブックオフ」でも、宅配買取サービスを提供しています。
Webサイトから申し込みをすると、配送業者が無料で自宅まで集荷に来てくれるので、本やCD、DVDなどを詰めたダンボールを渡すだけです。
※ブックオフでは「本は10点以上」「ゲーム・DVD・CDのいずれかが3点以上」「買取価格1,000円以上の商品が1点」「スマホ・ケータイは1点」以上などの条件があります。
後日査定金額の連絡が来るので、内容に納得できればそのまま買い取ってもらう、という流れになっています。
基本的に買取業者と顔を合わすことはないので、対面でのやり取りを避けたい人にとってはありがたいサービスですね。
ダンボールに梱包する手間はかかるものの、荷物を運ぶのは運送業者の方がやってくれるので、高齢の方でも比較的利用しやすいサービスと言えるでしょう。
また、値段が付かなかった商品もブックオフが処分してくれるため、自宅にいながら不用品処分と売却ができるというメリットもあります。
こうして見るとメリットばかりに見えますが、もちろんデメリットもあります。
まず、梱包は自分でやらなくてはいけません。
また、一度送ってしまうと、査定結果に満足できなかったとしても返送されることに抵抗を感じやすくなるため、「まぁ、いっか」と思ってしまいやすい傾向にあります。
さらに、査定人と直接顔を合わせて査定してもらう訳ではないので、査定内容について細かく聞くことができないケースが多く、判断が難しくなることもしばしばです。
なお、宅配買取サービスを利用するときのポイントは、「できるだけ専門業者に買い取ってもらう」ということです。
買取業者はそれぞれ「強み」を持っています。
着物に強い、カメラ用品に強い、オーディオに強い、ブランド物に強い、本に強い……などなど。
中にはディズニーやジャニーズのグッズに特化している業者まで様々です。
これらの業者はたくさんあるので、別の機会にご紹介できればと思います。
- 自分の都合の良い時間に利用できる
- 配送業者の人が自宅まで荷物を取りに来てくれて運んでくれる
- 荷物は配送業者の人に運んでもらえる
- 対面でやり取りしなくて良い
- 査定に納得できなくても了承してしまいやすい
- 査定の詳細を聞けない場合がある
- (業者によっては)送料や返送料がかかる
- ダンボールに詰める作業は必要になる

ただ、査定結果に納得できなくてもOKしてしまってる自分は確かにイメージできるな〜(笑)
そう考えると、ある程度割り切れる物で活用した方が良さそうだな。
手間や時間をかけてでも高値を狙う物と、手軽に処分すべき物をしっかり見極めていこう。
出張買取系サービス

続いては「出張買取系」のサービスです。
これはその名の通り、「査定人が自宅まで出張してくれて、その場で査定をして買い取ってもらえる」というサービスです。
このサービスの最大のメリットは「商品を運ぶ必要がなく、買い取ってもらった商品は査定人がまとめて持ち帰ってくれる」という点でしょう。
例えば、坂上忍さんがイメージモデルで有名な【バイセル】であれば、最短で30分で自宅に査定人が来てくれて、その場で買い取ってもらうことが可能です。
また、この手のサービスは現金買取が基本なので、その場ですぐ現金に変えられるというのも大きなメリットですね。
先に紹介したバイセルは着物や切手、古銭や毛皮、ブランド品や骨董品などの買取がメインになりますが、こちらも宅配買取と同様で専門性を持った業者がたくさんあるので、別の機会にご紹介できればと思います。
ただ、出張買取は「断りたいけど、せっかく来てくれたから断りにくい……」という心理になりやすいのが難点です。
多少査定に満足できなかったとしても、断りきれず……というパターンも少なくありません。
また、高齢者だけで査定人と話をするということに不安を感じる方も多いと思うので、できる限りお子さまやお孫さま(特に男性)が一緒に立ち会うようにしましょう。
どうしても高齢者だけで対応する場合は、バイセルのような世間的知名度の高くて信頼のおける業者を利用しましょう。
もしくは、できるだけ「持ち込み買取系」か「宅配買取系」のサービスを積極的に活用することをオススメします。
実は、近年では悪質業者による高齢者を狙った「出張買取トラブル」が増えているのです。
不用品処分のはずが…貴金属を強引に買い取られる被害増:朝日新聞デジタル
今年の相談事例では、宮崎県の80代女性は電話で勧誘してきた業者に不用品の買い取りを依頼。衣類や靴を出すと「貴金属はないか」と聞かれ、約20万円で購入したネックレスなど数点を見せた。すると業者は女性の承諾なしに千円だけ置いて、衣類などを含め全てを持ち帰ったという。
この手の悪徳業者は基本的に「向こうから電話をかけてくる」というスタイルですので、振り込め詐欺と同様にそういった電話は相手にしないのが得策です。
業者を選ぶ際はできる限り親子でよく話し合い、事前によく調べた上で申し込むようにしてください。
また、離れて暮らす親御さんの生前整理をお考えの方は、この機会に親御さんに注意するようお伝えください。
- 自宅まで査定人が来てくれる
- その場で査定して現金で買い取ってもらえる
- 箱詰めや荷運びを査定人がやってくれる
- 各ジャンルの専門買取業者に依頼すると高値での買い取りも期待できる
- 自宅の中(玄関など)に査定人をあげないといけない
- 査定人が来る日は在宅していなければいけない
- 査定内容に納得できなくても断りにくい
- 高齢者を狙った悪徳業者がいる

ただ、確かに親だけで対応させるのは不安なので、できるだけ同席したいですね。
自宅の場所も知られてしまう訳だし、ここは慎重に業者選びをしないと。
お金を払ってでも片付けたい人向けのサービス

そして次は「お金を払って片付けてもらう系サービス」です。
こちらも時間がかかる → 時間がかからないという順に紹介して行きますので、参考にしてみてください。
お金を払って自分で処分する系サービス

まずは「お金を払って自分で処分する系」のサービスです。
一番分かりやすいのが行政の粗大ゴミ回収サービスです。
地域の役所に電話をし、粗大ゴミ回収の申請をすると回収日を指定されるので、コンビニなどで粗大ごみシールを買って貼り、当日指定の場所に出しておくというのが一般的な流れです。
また、お住いの地域に持ち込み可能な環境センターがあれば、そちらを活用するのも良いでしょう。
自治体によって異なりますが、「10kgあたり100円」といった価格で処分してもらうことができます。
ただ、この方法にもデメリットはあります。
それは「一度にたくさん出せないこと」です。
これは自治体によって異なりますが、「1回あたり5個まで」といった制限を設けている場合が多いため、「一気に処分を進めたい!」と思っていても、なかなか思い通りにはいきません。
とくに離れて暮らす親御さんの実家を片付けようと考えている人にとっては、この手のサービスだけで片付けを完了させるのは正直言って難しいでしょう。
物によって適材適所で活用して行くのがオススメです。
- 粗大ゴミ回収の場合はゴミを運んでもらえる
- 安い価格で処分してもらえる
- お金がかかる
- 一度にたくさん処分できない
- 環境センターまで自分で運ばなければいけない

一度に出せる量も限られてるなら、「どの不用品を粗大ゴミや環境センターで処分するか?」を事前に決めておいた方が良さそうですね。
お金を払ってまとめて回収してもらう系サービス

さて、最後は「お金を払ってまとめて回収してもらう系」のサービスです。
昔は「何でもやってくれる」ということで、「便利屋さん」という業者がありましたが、最近では片付けを専門にした業者も増えてきています。
また、片付け専門業者の中でも遺品整理に特化している業者や、引っ越しと一緒に不用品の買取や処分をしてくれる業者など、それぞれ強みがあります。
業者の中には「まずは買い取れそうな物を買い取ってくれて、残りを処分してくれる」という業者もあるので、そういった業者を優先的に探すのもひとつの手です。
ちなみに片付け専門業者を利用する最大のメリットとしては、「すべて片付けてくれる」ということに尽きます。
「1日でも早く片付けて住居を退去しないといけない」といった場合や、「自分ではとても片付けられない」といった場合には最適な選択肢です。
ただ、大きなデメリットとしては「多額のお金がかかる」ということです。
これはあくまでも物の多さや内容、業者によって金額が変わるので一概には言えないですが、家の広さや物の量によっては数十万〜数百万かかるケースも多々あります。
ただ、これは必ずしも「業者が強欲だから」という訳ではなく、片付けは業者さんにとってもそれだけ大変な仕事だからです。
※中には悪徳業者もいますので、ご注意ください。悪徳業者の被害については「遺品整理の「悪徳業者」は具体的にどんな被害に注意すべきなのか?」を参考にしてください。
「困り事を解決するにはお金がかかる」
これは片付けに限らず、すべてに通じて言えることでしょう。
もちろんすべての物を一気に片付ける時だけでなく、ある程度まとめて引き取ってもらうときにも活用できますので、「時間に余裕はあるけどお金を払ってでも片付けたい人」にとっても選択肢のひとつになるでしょう。
- すべての物を片付けてもらえる
- 業者の人がすべて運んでくれる
- お金が数十万円〜数百万円単位でかかってしまう

ただ、その分お金がたくさんかかることも考えると、最終手段って感じもするな〜。
でも、時間がある人は自分で片付けながら、最終的に残った物をまとめて引き取ってもらうっていう使い方もできますね。
まとめ
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
ただ、それだけたくさんのサービスがあり、自分の置かれた立場や状況によって活用するサービスを選んでいかないと、なかなか片付けを進めることはできないということでもあります。
何事も「まず全体像を把握すること」が大切ですので、今回の記事を参考にしながら、あなたに合ったサービス選びをしてみてください。
片付けの大変さは、本当に想像以上のものです。
さらに、歳をとればとるほど、その大変さは増すばかり。
高齢化社会の影響で、最近では「親の家の片付けをする子どもがすでに高齢者」というケースも多いのです。
「片付けをはじめようかな」とお考えの方は、ぜひ1年でも1ヶ月でも1日でも早く行動をしていただくことをオススメします。
まだお若い方は、ぜひ今の内に親御さんの家の片付けを手伝ってあげてください。
もちろん生前整理であれば慌ててすべての物を処分する必要はありません。
しっかりと計画を立てて、愛着のある物にはゆっくりとお別れをしながら1つずつ処分していけばいいのです。
「できるだけ自分のペース(計画)で進めること」
これが片付けにおける成功のもっとも近道なのです。

サービスを選ぶ時は、まず自分の状況を把握してみることが大切なんですね!
危うく活用するサービスがオークションサイトだけになるとこでしたよ(笑)
そんなんじゃあ、「いつになったら終わるやら」ですよね(笑)
僕もまずは活用できそうなサービスをまとめて、親や兄弟と話し合ってみたいと思います!

ネガ男くんもたくさんあるサービスの活用方法が分かったようで何よりじゃ。
ネガ男くんの言うように片付けを始める前に自分の状況や全体像を把握しておかないままスタートすると、必ず途中で精神的に追い詰められてしまうんじゃ。
「まだまだこんなにあるの……?」という現実に打ちのめされてしまんじゃな。
みなさんも片付けをする時は、必ず事前に計画をしてから進めるようにして欲しいの〜。
前回は生前整理や遺品整理をする上で、「家族で事前に話し合うことが大切」という話をしたの〜。