資産を”確実に”増やしたい人が「やるべきこと」のまとめ

ネガ男くん
はぁ……
ポジ仙人
どうしたんじゃ、ネガ男くん。そんな大きなため息をついて。
ネガ男くん
あっ、ポジ仙人じゃないですか。

いや、実は自分の老後のことを考えてたら、すっごい暗い気持ちになってきちゃって。

だって僕らが高齢者になる頃には年金とかも減ってるだろうし、かと言って働けるのかも分からないし……

「一体どうやって生活していけばいいんだろう……」って考えたら辛くなってきて……

ポジ仙人
なるほどの〜。

たしかに今の日本の経済や社会保障、少子高齢化の状況なんかを見ると「国が何とかしてくれるから大丈夫」と言えるほど甘くはないから気持ちは分からんでもない。

ネガ男くん
やっぱり、そうですよね……

あぁ……、きっと僕はどこかで野垂れ死ぬんだ……

僕の人生にそんな結末が待ってるいなんて夢にも思わなかったですよ……

ポジ仙人
これこれ、ネガティブに考えすぎじゃ(苦笑)

それにネガ男くんは結婚して子供もいるんじゃから、もう少し強くなってほしいの〜(苦笑)

では、将来の不安を少しでも減らすために「資産を増やす方法」を試してみてはどうじゃ?

ネガ男くん
え! 株とかFXをやれってことですか!?

そっか。それで一発当たれば僕も億万長者になれ……

ポジ仙人
これこれこれ!

そんな変なところでポジティブになってはイカン!笑

それにネガ男くんみたいなタイプが株やFXなんかに手を出したら、お金がすっからかんになるどころか、借金まで背負ってしまう可能性すらあるわい。

ネガ男くん
しゃ、しゃ、しゃ、借金……!

それは困ります……

じゃあ、どうすれば良いっていうんですか?

ポジ仙人
ホッホッホッ。

世の中には「確実に資産を増やしていくための方法」というものがちゃんとあるんじゃ。

今回はその方法をいくつか紹介していくとしよう。

終活をする上で、切っても切り離せない問題がある。

それは、「お金」のことだ。

自分の老後はもちろん、子どもや孫が将来苦労しなくて済むように、資産を残してあげたり、資産形成についての適切なアドバイスをしたいと考える人も多いだろう。

さて、あなたは「資産を増やす」という言葉を聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるだろうか?

株、FX、不動産などをイメージした人も多いかもしれない。たしかにこれらは「投資」をする際の代表格とも言える。

しかし、実際これらの世界はプロがしのぎを削る厳しい世界だ。素人が勝ち続けられるほど甘くはなく、一時的に勝てたとしてもそれは「運」である可能性が高い。

そして「運」を「自分の実力」だと勘違いしてしまうと大変なことになる。この先の展開については小説やドラマ、マンガなどで嫌というほど描かれているので、説明するまでもないだろう。

今回は「運」に頼ることなく「着実に資産の増やしていくための方法」を紹介していくが、最初にひとつ伝えておかなければならない。今回紹介するものは、はっきり言ってどれも地味なものばかりである。「1億円稼ぐ方法」といった言葉が並ぶ雑誌やサイトが大好きな人にとってはまったくワクワクしない内容だ。

そういう人にはこの先を読むことはおすすめしない。なぜなら、「資産を増やす」という営みはギャンブルではないからだ。資産を増やす作業はコツコツとやるべきことをやっていくことが求められる、ある意味で面白みのない世界である。

逆に、「投資のこととかはよく分からないけど、できるだけ確実に資産を増やしたい」という人にとっては十分に役立つ内容になっているはずだ。

内容は1万字以上のボリュームになっているため、お気に入りにブックマークするなどして複数回に分けて読むことをおすすめする。

ここで得た知識は、きっとあなたの人生設計にとってプラスになるだろう。

資産を増やす3つのアプローチ

まず、「資産」を増やす方法は3つのアプローチがあることを理解しておこう。

その3つとは、

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 資産を運用する

である。

ちなみに、この3つの中でもっとも自分でコントロールできないのが、①の「収入を増やす」だ。さすがに会社員が自分の給料を好き勝手に上げることはできない。また、今の時代、給料がポンポンと上がっていく会社の方が少ないだろう。

そこで②の「支出を減らす」と③の「資産を運用する」が大切になってくるのだが、このバランス感覚を持てている人はまれではないだろうか。

「男性向け雑誌」と「女性向け雑誌」に書かれている言葉はこんなに違う

これは7割以上が男性読者の金融系雑誌の表紙だ。

ここには「稼ぐ」「儲かる」といった言葉が並んでいる。いかにも野心のある男性が好きそうな言葉ばかりだ。

続いては主婦向けの雑誌の表紙を見てみよう。

ここには「貯める」「整える」といった守りの言葉が並んでいる。いかにも現実的な女性が安心できそうな言葉だ。

これは分かりやすい極端な対比かもしれないが、男女で以下の傾向があると言える。

男性・・・リスクを取って資産を増やそうとする
女性・・・難しいことは分からないので、目に見える範囲で支出を減らそうとする

しかし、実際は、

  1. 着実に収入(給料)を増やす努力をする
  2. ムダな支出を減らす
  3. 資産を上手に運用する

というバランス感覚が大切だ。

収入が増えたり資産運用が上手く行っても支出が多ければ資産は増えないし、いくら支出を削っていても収入が増えたり資産運用しなければ思うように資産を増やすことはできない。

収入(給料)を増やす方法はあなたが勤めている会社や業界によって「やるべきこと」が違うので、ここでは「地道に勉強と経験を積み重ねよう」という言葉に留めるが、「支出を減らす」と「資産を運用する」については、確実性の高いものがたくさんある。

これからひとつずつ紹介するので、確実度と優先度の高いものから実施していってほしい。

資産を増やすためにやるべきこと

住宅ローンの繰り上げ返済をする

確実度:

優先度:

※星は3段階評価

いきなり現実的なテーマでガッカリしたかもしれないが、住宅ローンを組んでいる人は「資産運用しなくちゃ」と考える前に借金を返していこう。

例えば金利2%で4000万円の住宅ローンを組んでいる人は、ある意味で「4000万円で確実に年利2%ずつ増えていく(ただし借金の)運用をしている」のと同様だと考えてもいい。

もちろん毎月返済しているので少しずつ元金は減っていくが、払っても払っても減らない元金にショックを受けた人も多いだろう。

つまり、住宅ローンを早く返せば返すほど2%の運用ができているとも言える。しかもリスクはゼロだ。リスクゼロで確実にプラス2%の運用ができる方法は今の世の中では存在しない。

なので、まずは住宅ローンを1日でも早く返済することを重視しよう。

住宅ローンの借り換えをする

確実度:

優先度:

住宅ローンに限らず、金利は低ければ低いほどいい。だから銀行選びに「好き嫌い」などの感情は一切不要だ。どうせローンを組んでしまえば商売での付き合いが無い限りはその銀行に行くこともないのだから、シンプルに「金利の安さ」で選ぼう。

住宅ローンは何度でも借り換えられる。定期的に住宅ローンの借り換えをして金利を下げることができないか確認しよう。「借り換えするのが面倒」という人もいるかもしれないが、現在ローンを組んでいる銀行に「金利が安くなるから借り換えを検討している」というだけで効果がある場合もある。

銀行側も他行に乗り換えられてしまっては困るため、金利を下げることで何とか留まってもらおうとするのである。

これならリスクも手間もほとんどなく、月々数千円〜のローン支払いを減額できる。借り換えの審査も住宅ローン借り換え一括審査申込みのサービスを活用すればすぐにできるので、ぜひ試してもらいたい。

ただし、金利が安くても借り換えにかかる諸経費や保証料の返還金額によっては、借り換えをしてもお得にならない場合もあるため、実際に借り換えをする際は細かい計算をし、「本当にお得になる」と分かってから借り換え手続きを進めよう。

また、「仕事が忙しくて細かい計算までしている時間がない」「こういう計算が苦手」という人はモゲチェック・プラザを利用するといいだろう。

モゲチェック・プラザは住宅ローン専門のコンサルティングサービスで、コンサルティング料として25万円〜50万円が必要になるが、あくまでも成功報酬型なので「コンサルティング料を払ってもお得な場合だけ借り換える」と決めておけばいい。

モゲチェック・プラザは銀行との折衝や書類の手配なども代行してくれるため、精神的負担と時間的コストをかけたくない人にとっては最適なサービスだと言えるだろう。

すべてはあなたのお金に関わることなのだから、どこまでもビジネスライクに進めていくことが大切だ。

家賃を下げる

確実度:

優先度:

住居に関わる費用を抑えられるのは、何も家を購入した人だけに限った話ではない。賃貸派の人にとってもできることがある。

それは「家賃を下げること」である。しかも引っ越すことなく、今住んでいる家の家賃を下げられるかもしれないのだ。

「そんな簡単に家賃を下げられるわけないでしょ?」と思うかもしれないが、そんな人にはぜひこの本をおすすめしたい。

これを読めば不動産の素人でも家賃を下げることが難しくないことがお分かりいただけると思う。

あるマンションオーナーはこの本を読んで、「この本を入居者さんに読まれたらと思うとゾッとする……」と言っていたほどだ。

もし仮に今払っている家賃を2割も下げることができたとしたら、一体どうなるだろうか?

仮に家賃10万円だったとすると、月2万円も支出が減ることになる。年間で考えると24万円だ。24万円を資産運用で生み出そうとすると、100万円を24%という現実的にはあり得ない利回りで運用しなければならない。たとえ1000万円でも2.4%だ。それがほぼノーリスクで手に入れられるかもしれないことを考えると、挑戦しない手はないだろう。

2割までいかなくとも1割下がるだけでも、あなたの家計にとって大きなプラスになるはずである。

個人向け国債を買う

確実度:

優先度:

「銀行にお金を預けていても全然増えないからお金を増やしたいけど、リスクがあるものは嫌だ……」

と考える人も多いだろう。

たしかに銀行にお金を預けていても、メガバンクの普通預金なら0.001%程度、定期預金でも0.01%程度とまったく増える見込みはない。

かと言って「投資するほどの勇気はない」という人は日本国債の「個人向け国債」を買おう。

個人向け国債の中でも「変動金利型10年満期」というタイプを買えばいい。変動10年の現在の利率(年率)は0.05%なので、メガバンクの定期預金の5倍くらいになる。

しかも、これは知らない人が多いのだが、日本国債は銀行に預けるよりも安全だ。

「銀行と国。先に潰れるとしたらどっち?」という質問があれば、誰もが「銀行」と答えるだろう。つまり、お金を銀行に預けておくくらいなら日本国債にしておいた方が「お得で、なおかつ安全」なのである。これを活用しない手はない。

「でも、”10年”ってことは10年間はそのお金を使えないってことでしょ? それなら銀行の方が自由に下ろせるからいいんじゃないの?」という人もいると思う。

しかし、個人向け国債は1年経てば解約できる。また、中途解約によるペナルティは発生するが、それを差し引いても元本割れしないようになっている。

つまり、「最低でも1年間は手をつける必要のなさそうなお金は個人向け国債を買う」とすればいいのだ。それだけで銀行に預けている5倍以上はお得だ。

国債を買う時は必ずネット証券で買うこと

このあと紹介する「確定拠出年金」や「つみたてNISA」でも説明するが、金融機関選びはとても大切だ。

基本的に銀行や店舗型の証券会社で口座を開設するのはやめておこう。

金融機関選びだが、「手数料の安さ × ネット証券」で選ぶといい。現時点ではSBI証券楽天証券のどちらかを選んでおくのが無難だろう。

確定拠出年金 iDeCo(イデコ)に加入する

確実度:

優先度:

ここでやっと資産運用らしい手法を紹介することになる。

「確定拠出年金 iDeCo(イデコ)」とは、国が用意した老後資金を作るための制度のことである。

確定拠出年金には企業型もあるが、ここでは個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を紹介していく。

国民年金や厚生年金を納めている人がほとんどだと思うが、あなたもご存じの通り、少子高齢化や日本経済の低迷によって将来的にこの制度は破綻の方向へと向かっている。

そこで国は「老後の資金を作るための制度を用意します。どう活用するかはあなた次第です。あとは好きなようにやってくださいね」という姿勢を取っている。「あとで文句を言われても知りませんよ。制度は用意したでしょ?」という言い訳づくりとも取れる。

そこでできた制度のひとつが「確定拠出年金」だ。

確定拠出年金を簡単に説明するとすれば、「60歳以降に下ろせる積立貯金」だと思えばいいだろう。ただ、積み立てるお金は自分が投資先を選んで運用することになるので、もちろんリスクがゼロというわけではない。

しかし、国が用意した制度ということもあり、良くも悪くも無難な商品から選ぶことができるので、銀行や証券会社のセールスマンが熱心に売り込んでくる商品よりはよっぽど元本割れのリスクは少ない。

それでも「投資なんて怖い」と思った人もいるかもしれないが、この本を読めばその恐怖はなくなるだろう。

確定拠出年金は後ほど詳しく説明するが、税制上の大きな優遇を受けることができる。それだけでも確定拠出年金を活用する価値は十分にある。

この本の著者の山崎氏は楽天証券に勤めていることもあって、本の中でも個別具体的な商品名の明言は避けているが、全体の解説を通して「選ぶべき商品」が分かるようになっている。確定拠出年金の基礎知識も付いて一石二鳥の本だ。

もちろん資産運用なのでリスクはゼロではないが、「これをリスクと言うのであれば、他の金融商品はほとんどがリスクの塊」と思っていいだろう。

また、確定拠出年金で受けられる、税金面での3つの優遇を紹介しておこう。

税制優遇その1. 掛け金を全額所得控除できる

確定拠出年金では掛け金がまるまる所得控除扱いになる。

例えば月の上限額2万3000円を積み立て続けた場合、年間27万6000円積み立てる計算になる。これを年末調整の際に、所得からまるまる控除できるため、所得税が安くなり、さらに所得額によって算出されている住民税も安くなるという仕組みだ。

投資するための資金を積み立てているのに、その一部が節税できるのである。

節税額は個人の年収によって異なるので一概には言えないが、加入すれば「ほぼ確実に得する」という商品は確定拠出年金以外にはなかなかない。

確定拠出年金は人によって1ヶ月あたりに積み立てられる上限額が変わるが、ほぼ確実に得になるのだから、できるだけ限度額いっぱい活用しよう。「株や不動産で資産運用するぞ!」と意気込む前に、まずは目の前の確実な利益を取ることが大切だ。

税制優遇その2. 運用益が非課税になる

株や投資信託などの金融商品で値上がり益や配当金、分配金などの運用益には約20%も課税されてしまう。つまり、株で100万円の利益を出しても、その内の約20万円は税金として徴収されてしまうのだ。正直これはなかなか痛い。

しかし、確定拠出年金に関してはこれが何と非課税になるのである。所得控除によって所得税と住民税を節税しつつ、さらに利益が出ても非課税になるという非常にお得な制度となっている。

税制優遇その3. 受取時に所得控除される(ただし、老齢給付金の場合)

確定拠出年金は60歳まで受け取ることができないが、60歳以降なら次の3つの方法から受け取ることができる。

確定拠出年金の3つの受け取り方法

  1. 老齢給付金
  2. 障害給付金
  3. 死亡一時金
多くの人は「老齢給付金」で受け取ることになるだろう。

老齢給付金の受取方法にも2種類あり、年金方式で5年以上20年以下の期間で受け取る方法か、一時金として一括で受け取る方法だ。

年金方式の場合は公的年金等控除が適用され、一時金方式の場合は退職所得控除が適用される。

どちらの受取方法が良いのかは、60歳が迫ってきたタイミングの経済状況などから判断するといいだろう。

確定拠出年金はこれだけのメリットがあるのに、デメリットは「60歳まで受け取れないこと」くらいである。「人生100年時代」という言葉が飛び交うようになった今、もはやそれはデメリットにもならなくなってきていると考えていいだろう。

確定拠出年金の金融機関選びは慎重に

確定拠出年金はどこかの金融機関から申し込む必要がある。その金融機関選びだが、「手数料の安さ × ネット証券」で選ぶといいだろう。

手数料が安い金融機関と高い金融機関を比べると、年間で5,000円以上変わってくる。これは明らかにムダなコストなので最安を選ぶべきだ。

また、銀行や店舗型の証券会社は何かとセールスされる可能性が高いので避けた方が無難だ。なぜなら彼らが提案してくる商品はあなたではなく、相手が得をする商品だからだ。

そういった点から、現時点ではSBI証券楽天証券のどちらかを選んでおくのが無難だろう。

ムダな保険を解約する

確実度:

優先度:

日本人は世界でもっとも保険が大好きな人種である。

2011年と少し古いが、どれほど日本人が保険好きか分かるデータを紹介しよう。

なんと日本の生命保険料総額はアメリカに続く世界2位の5250億ドル相当だった。日本の人口の3倍の人口を持つアメリカが5380億ドルということを考えると、いかに日本人が「過剰に保険に加入しているのか」がお分かりいただけるだろう。

さらに、アメリカと違い日本は世界的に見てもまれな素晴らしい「国民皆保険制度」がある。民間の保険に入っていなければ医療もまともに受けられないアメリカと違い、日本人は国に保険料さえ納めていれば誰でも十分な医療が受けられる。

また、医療費が高額になった場合も「高額療養費制度」があるため、一定の金額を超えて支払った医療費は還付される仕組みまである。

ここまでの制度が揃っていながら、私たちはさらに保険に入る。その結果、世界のたった2%の人口規模しかない私たち日本人が、世界の生命保険料の約20%を負担しているという異常な状況になっているのだ。

日本人がこれほど「保険好き」になった理由は何だろうか?

答えは簡単で、「みんなが入っているから」である。実に日本人らしい理由だが、おそらくあなたも同じではないだろうか?

私たちは、”そんな”理由でマイホームに次ぐ高額商品を平気で買ってしまっているのである。

世界の常識から考えるのであれば、生命保険は極力入らない方がいい。ほとんどの人は、ライフネット生命などのネット専門保険で、子どもが自立するくらいまでの年数で「家族の人数 × 1000万円」くらいの死亡保障だけのシンプルな保険に入れば十分なはずだ。

がん保険や医療保険に入るなら、その分を貯蓄して定期的に人間ドックやがん検診を受けていた方がよっぽど安心である。

ぜひ、この機会にムダな保険がないか洗い出そう。

また、保険の見直しをする際はできるだけ保険のセールスマンとは距離を取った方がいい。彼らはこちらが必要なものよりも、彼らが売りたいものを押し付けてくるからだ。

あなたが支払う保険料にはセールスマンの給料はもちろん、保険会社の利益や経費、広告宣伝費など、すべてが含まれていると覚悟しておこう。

そのためにも、できるだけインターネット上で完結する会社を選ぶことをおすすめする。

また、自動車や損害保険など、その他の保険も同時に見直して家計の負担を積極的に減らしていこう。

これについても火災保険ならSBIホールディングスの火災保険一括見積もり、自動車保険も同じくSBIの自動車保険一括見積もりを利用するといいだろう。

クレジットカードを活用する

確実度:

優先度:

小さなことかもしれないが、クレジットカードを活用することも立派な節約につながる。

例えば年会費無料で還元率1%とお得さが人気の楽天カードの場合、1ヶ月に10万円のカード支払いをすれば1年で12,000円分の楽天ポイントが貯まる計算になる。

このポイントは楽天のサービスはもちろん楽天との提携店でも利用できるので、外食をするときや日用品を買うときはもちろん、旅行時のホテル代やレンタカー代として使うなど、様々な使い方ができる。

とは言え、まだまだ「カードだと使いすぎてしまうそうで怖い」という人がいるだろう。だが、そんな人でも「毎月絶対に引き落とされるものだけ」をカード払いにし、日常生活で使うお金は現金払いにすればいい。

例えば電気代やガス代、水道代などの光熱費、携帯代、インターネット回線料などなど。これらの「どっちみち銀行口座から毎月引かれていくもの」だけをクレジットカード払いに変えればいいのだ。

また、今は税金もクレジットカード払いで納められる時代になっているが、クレジットカード払いだと決済手数料が取られてしまうため、利用していない人も多いだろう。しかし、クレジットカードの還元率よりも決済手数料の方が安ければクレジットカード払いした方がお得になる。先ほどの楽天カードのように還元率が1%以上であれば、ほぼ確実にクレジットカード払いの方がお得になる。

決済手数料については、国税クレジットお支払サイトでシミュレーションできるので、一度試算してみよう。

50,000円と入力すると決済手数料は410円だと分かる

自分はもちろん、親が銀行引き落としで支払っている場合も、カード支払い変えてあげるだけで少しばかり暮らしの助けになるはずだ。

電力会社を乗り換える

確実度:

優先度:

2016年4月の法改正により、電力小売が全面自由化され、私たちは地域ごとの電力会社以外の会社と契約できるようになった。

その結果、今と変わらない生活のまま電気料金を下げることが可能になったのだ。

「今までの電力会社じゃない会社と契約したら停電しやすかったりしないの?」と不安になる人もいるだろう。しかし、仮に電力不足になったとしても既存の電力会社がフォローする仕組みになっているので安心していい。

しかも電力が無くなりきる前にフォローされるので、一時的な停電の心配もない。

また、「電気の質が変わるんじゃ……」と心配する人もいるが、流れてくる電気はどの会社でも同じなので気にする必要はない。

気にするべきは「会社の規模」「契約の縛り年数」だ。

会社が倒産しても電気が止まることはないが、他社に乗り換える手間がかかってくるため、できるだけ母体がしっかりした会社を選びたいところだ。

また、縛り年数は携帯電話のように「1年縛り」や「2年縛り」などがあり、その期間内に解約すると違約金を払わなければいけないため、事前によくチェックしておこう。

もし、手元に「電気ご使用量のお知らせ」があれば、電気料金一括比較サイトの電気代一括比較サービスのインズウェブですぐに比較ができるので、試してみよう。

スマホを格安SIM(MVNO)にする

確実度:

優先度:

今では多くの人が当たりまえのほうに「スマホ」を使うようになった。

しかし、スマホに変えたことで「携帯代が高くなった」という人も多いだろう。

それは、ドコモ・au・ソフトバンクのいわゆる三大携帯キャリアで契約しているからである可能性が高い。今は「格安SIM(MVNO)」といって、低料金でスマホを利用できる時代になっている。

例えばLINEが提供しているLINEモバイルであれば、最低料金はなんと月額500円である。

例えば毎月携帯代を1万円払っている人であれば、大きな節約ができる。また、格安SIMは年収が高い人ほど倹約のために活用しているというデータもある。

年収が高いほど格安SIMへの乗り替えに積極的 – ビッグローブ調査 | マイナビニュース
年収400万円未満での32.9%に対し800~1,200万円のユーザーは45.7%が知っていると回答。年収が高い層ほど格安SIMの価格メリットを理解しているという結果となっている。

格安SIMを利用するためには現在契約しているキャリアで手持ちの端末のSIMロックを解除する手続き必要だが、ここでは細かく説明している余裕がないので、他の解説サイトを見るか、近くのショップへ行って聞いてみるといい。

なお、格安SIMのデメリットとしては、三大携帯キャリアに比べて通信速度が遅いことが挙げられる。これはMVNO各社がドコモやauの回線の一部を借りて運用しているため、「回線が細い」ことが理由だ。なので、都市部で人が密集している場所では速度が遅くなったり、時間帯によっても遅くなる場合がある。

この辺りは「あなたのスマホの利用頻度」「節約できる金額」とのバランスで考えるといいだろう。

NISAで投資をする

確実度:

優先度:

「住宅ローンや家賃、日常生活での支出の見直しも終わったし、確定拠出年金にも加入した。これで余剰資金を資産運用していくぞ!」

こう意気込んでいるあなたが、まず最初に始めるべき資産運用は間違いなく「NISA(ニーサ)」である。

NISAは海外では「ISA」という名称で、「Nippon」のNを取ってNISAという名称になっている。

実はNISAには2種類あり、ひとつが2014年からはじまった「NISA」で、もうひとつが2018年からはじまった「つみたてNISA」だ。

従来のNISAは「魅力はあるが、使いにくい」と言われていた。この記事は資産運用の初心者が読んでいる前提なので、その使いにくさについての解説は他サイトに譲ることとする。

ここではこれまで主流になっていくであろう「つみたてNISA」について紹介していこう。また、こちらの方が初心者が「少額でコツコツと長期投資をしたい」という人におすすめだからだ。

つみたてNISAは、「毎年40万円」までの投資上限枠を与えられ、その金額内で希望の金額を積み立てて運用できる制度だ。そして何より大きいのが利益が出ても通常であれば課税される約20%の税金が非課税になるという点だ。

例えば通常は株などで100万円儲かったら、約20万円を税金として納めることになるが、これがNISAの場合はゼロになる。これはかなり大きい。

「それは利益を出せた人の話でしょ?」と懐疑的になるかもしれないが、そこに関しては多少楽観的に考えてもいい。

なぜなら国が作った制度だけあって、良くも悪くも「手堅い金融商品」しかラインナップされていないからだ。そこにギャンブル性は微塵もない。

現在、日本では5000銘柄以上の金融商品があると言われているが、NISAで購入できる金融商品は2018年1月時点で140本しかない。実はこれでも増えた方で、開始当初は50本程度しかなかった。

しかも増えた90本もつみたてNISAの対象になるための厳しい審査に合格するためだけに作られた商品ばかりだ。

国からすれば国民に投資を促していく上で、一番避けたいのが痛手を被った人に大騒ぎされることだ。

つまりNISAで投資できる金融商品は、

  • 儲けは薄いが確実性が高い
  • 例えマイナスになったとしても損害が小さい

という特徴がある。

だからこそ、投資の初心者が最初に始めるべきなのは「つみたてNISA」なのだ。

銀行口座選びがとにかく重要

ちなみにNISAを始める時も確定拠出年金と同様に、銀行口座選びには注意しよう。

なぜならNISAは「一人一口座」しか作れないからだ。

ここでもSBI証券楽天証券などのネット証券をおすすめする。

理由は単純で、

  1. 手数料が安い
  2. 商品の種類が多い

の2点だ。

実は銀行や店舗型の証券会社は「つみたてNISAは売りたくない」というのが本音だ。なぜならそれを売っても自分たちが儲からないからである。

<つみたてNISA>面従腹背メガバンクに金融庁の怒り(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
金融庁は、つみたてNISAの普及を通じて、若手世代の資産形成を促す考えである。その一方で、つみたてNISAは販売手数料や信託報酬などの面でビジネス上のうまみが乏しく、営業現場に積極的な取り組みを働きかけにくいというのが金融業界のホンネとしてある。

逆に考えれば金融機関にとって旨味がないものは、私たちにとっては旨味のあるものになるということだ。

あなたのお金は金融機関を儲けさせるためのものではない。あくまでもあなたの人生を豊かにするためのものだ。だからこういう人達とはできるだけ距離を取るべきなのだ。

とくに手数料にはこだわろう。例えば、あなたの運用益が微増しても手数料で元本割れしてしまう可能性だってあるのだから、とにかく安さを重視すべきである。

ロボアドバイザーで投資する

確実度:

優先度:

資産運用で確定拠出年金に加入し、NISAで資産運用をはじめ、余剰資金で個人向け国債も買った。「他にももう少しリスクを取った資産運用をしていきたい!」というあなたにおすすめしたいのは「ロボアドバイザー」による資産運用だ。

ロボアドバイザーとは人工知能(AI)を活用して資産運用のアドバイスを行うサービスのことで、近年大きな注目を集めている。

いくつかの質問に答えるだけで、人工知能があなたに最適な運用プランを提案してくれる。さらに最近ではそこからもう一歩進んで、「発注やリバランスまで自動でやってくれる」というものまで出てきている。

「自分で売買しないなんて不安……」と思うかもしれないが、一度でも株やFXなどで痛い経験をしたことがある人であれば、このメリットがよく分かるのではないだろうか。

投資において、一番大切なのは「やるべきことを淡々とできる意志力」だ。

中でも重要なのが「損切り」だろう。

100万円で買った株が、1週間後に90万円になったとする。つまり株価は10%下落している。もし仮にあなたが「10%下がったら損切りする(売る)」というマイルールを作っていたら、ここでスパッと売らなければいけない。

ところが、これがなかなか売れない。「もうちょっと待てば5万円くらい戻すかも……」と自分に都合良く考えてしまうのだ。

価格が上がれば「もっと上がるはず」と考え、価格が下がれば「これ以上は下がらないはず」と考えてしまうのが人間心理というものだ。ところが実際は、そう上手くはいかない。

そうすると株価が気になって落ち着かなくなる。仕事中もプライベートで遊んでいるときも、いつも頭のどこかで株価が気になって集中できない。まさに悪循環である。

「心のゆとりを得ようと思って資産運用をはじめたはずなのに、日常生活ですら不安がつきまとうようになった……」

これでは何のために投資をはじめたのか分からなくなってしまう。

しかし、「自分の意志で損を確定させる」というのは想像以上に難しいことだ。「損をしたい」と考える人などいないのだから、それも当然だろう。

ただ、投資で世界で勝ち続けている人は必ずこれができる。いくら自分が「上がる」と思っていたとしても、「これは自分の予想の範疇を超えた”何か”が起きているはずだから売ろう」と、素直に負けを認める心を持っているのだ。

私たち投資の素人がこの心を身につけるには相当な勉強と経験と鍛錬が必要になるが、そもそも私たちは「投資のプロ」を目指す必要など、どこにもない。

そう考えたときにロドアドバイザーは最良な選択肢のひとつになってくるのである。

最初に大まかな投資スタイルだけ決めて、後はロボットにすべてお任せ。状況はたまにスマホやパソコンでチェックする。例えちょっと価格が下落していても気にしない。上がっていたらちょっと微笑む。これくらいの心持ちでいればいい。

また、ロボアドバイザーは為替手数料や売買手数料が無料なものも多い。例えばロボアドバイザー業界で預かり総資産額がNo.1のウェルスナビは、預けている資産額に対する1%しかかからない。
※3000万円以上預けていると手数料は0.5%まで下がる

他にもロボアドバイザーはいくつかあるが、初心者は以下の3つのサービスから選ぶと安心だろう。

特徴 最低投資額 手数料(年率・税別)
ウェルスナビ  預かり資産&申込件数No.1 10万円 1%
THEO(テオ) 1万円からはじめられる 1万円 1%
楽ラップ 楽天のロボアドバイザー 10万円 1%未満

どれかに申込をして、お金を入金し、あとのことはロボットに任せてひたすら”ほったらかして”おこう。

あなたが仕事をしている間も、家族で時間を過ごしている間も、趣味に没頭している間も、寝ている間でさえも、ロボットがあなたのために休みなく働いてくれる。

あなたは大いに自分の人生に集中しよう。

優先度でグループ分けするとこうなる

ここまで紹介したものを優先度ごとにグループ分けしてまとめると以下のようになる。

まずはこの上のグループの中のものから順番に取り組んでいこう。

まずはここから

  • 住宅ローンを繰り上げ返済する
  • 住宅ローンの借り換えをする
  • 家賃を下げる
  • 個人向け国債を買う
  • 確定拠出年金 iDeCo(イデコ)に加入する
  • ムダな保険を解約する
次はここから

  • クレジットカードを活用する
  • 電力会社を乗り換える
  • スマホを格安SIM(MVNO)にする
  • NISAで投資をする
最後はこれ

  • ロボアドバイザーで投資する

これでずいぶんと優先順位が分かりやすくなったと思う。くれぐれも「まずは株やFXで勝負する」といったことはやめてほしい。

まとめ

以上があなたの資産を”確実に”増やすためにやるべきことだ。

現実的なものばかりで、「つまらない」「地味」「ワクワクしない」と感じた人もいるかもしれないが、資産を増やすためにはそれでいい。

「楽しい」「派手」「ワクワクする」のは資産運用ではなく、単なるギャンブルである。大切な資産形成とギャンブルを一緒にしてはいけない。

メディアや雑誌、いろんなサイトが自分たちに都合のいいニュースや情報を流して、「将来の見通しは真っ暗闇だから大きな勝負をしよう」といったイメージを植え付けようとしてくるが、それに流されていてはいけない。

また、記事中に何度も書いたが、銀行や証券会社のセールスマンもあなたから得る利益(手数料)のために、あることないことをたくさん言ってくる。

くれぐれもそういう言葉や情報に惑わされることなく、必要なことだけを淡々と実行していってほしい。

そうすればきっと、あなたの将来に対する不安は着実に減っていくだろう。

その安心を支えにして、残されたあなたの人生を大いに楽しんでほしい。

ネガ男くん
「資産を増やす方法」って投資だけじゃないんですね!

たしかに住宅ローンの支払いが減ったらだいぶ楽になるな〜。

それに働き始めて何も分からないまま入った保険もあるし……(苦笑)

まずは削れる支出がないか確認していこうっと!

それに、国債や確定拠出年金、NISAやロボアドバイザーは僕みたいな性格でも上手く活用できそうだなー!

ポジ仙人
ホッホッホッ。

これでネガ男くんも「資産を増やすための考え方」が分かってくれたかの。

とくに男性は「年間での支出がたかだか1万円減ったくらいで……」と考えがちじゃが、100万円の元手で年利1%で運用したのと同じ成果じゃからの〜。

その利益が毎年確実に得られるのであれば、やらない手はないじゃろう。

資産運用については、とくにかくリスクを最小限に留めながら、薄くても確実性の高いものを慎重に選んでいくことが大切じゃよ。

みなさんも将来の資産形成のためにも「やるべきこと」「やってはいけないこと」をしっかりと把握していってくれたら嬉しいの〜。

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資産を”確実に”増やしたい人が
「やるべきこと」まとめ






「老後が不安だから何かしないと……」
「息子や孫の将来は大丈夫だろうか……」
誰もが抱えているのが「お金の悩み」です。
”資産を増やす”と聞くと「難しい」と考えてしまう人が多いですが、実はそんなことはないのです。
できる限りリスクを取らずに着実に資産を増やすための方法をまとめてご紹介します。




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