正しいやり方で誰でも趣味にできる。読書を楽しむための5つのステップ その④ 〜アウトプット編〜

ポジ仙人
前回の本を探そう編では、本屋さんやインターネットで本を買う時のポイントを紹介したが、その方法でいい本は探すことができたかの〜?
ネガ男くん
はい!

おかげで今の僕に合ってそうな本が何冊か見つかりました!

正直、今まで何となく選んでたのを後悔しましたよ……(泣)

ポジ仙人
ホッホッホッ。

過去を悔やんでいるのは時間のムダじゃよ。

イギリスの作家「ジョージ・エリオット」もこんな名言を残しておる。

“It’s never too late to be who you might have been.(なりたかった自分になるのに遅すぎることはない)”

この言葉の通り、気づいたときから実践し続けていけばいいんじゃよ。

ネガ男くん
なるほど! たしかにそうですね!

また僕のネガティブな性格が出ちゃいました(笑)

ポジ仙人
ホッホッホッ。

それにすぐ気づけるだけで立派じゃよ。

では今回はこのシリーズの締めくくり、「アウトプットする」ことの重要性について解説していこうかの〜。

このシリーズは、「一生涯の趣味」として最適な読書を、ひとりでも多くの方に楽しんでいただくことを目的にお送りしています。

シリーズは5つのステップで構成されており、今回は最後のステップ5になります。

  1. 読書のための読書をする
  2. 興味のあることを書き出す
  3. 読書についての3つの誤解を解く
  4. 本を探す
  5. アウトプットする ← ココ

多くの人は、「本は読むためのもの」と捉えがちですが、本の本当の価値はそれだけに留まりません。

その価値とは、「本から学んだことを自分の人生に活かすこと」です。

知識を知恵に変え、経験を体験まで高める。

これが読書の醍醐味です。

そのためにも今回紹介するアウトプットはとても大切ですので、ぜひ取り入れてみてください。

思い出す、だから覚えられる

鎌倉幕府が誕生した年は答えられるけど、室町幕府は答えられない……

平安京へ都が移った年は答えられるけど、平城京は答えられない……

あなたはいかがでしょうか?

多くの人が鎌倉幕府や平安京をスッと答えられる理由は簡単で、「いい国つくろう鎌倉幕府」「泣くよウグイス平安京」と語呂合わせで覚えているからですよね。
※もちろん中には、室町幕府も平城京も同じような語呂合わせで覚えておられる人もいらっしゃったかと思います。

これ以外にも「なぜか今でも覚えていること」ってありませんか?

ところが、学生時代にたくさん勉強したはずなのに、同じ語呂合わせで覚えたような情報でも、今ではまったく思い出せないものもありますよね。

この違いは一体何なのでしょうか?

それは「想起」という行為が関係しています。

分かりやすい言葉で言えば「思い出す」ということですね。

記憶というのは、「覚える」という行為だけでは長期間覚えておくことができません。

「いい国つくろう鎌倉幕府」「泣くよウグイス平安京」は何かと口にしたり、聞いたり、読んだりと、定期的に思い出す機会があるため、記憶が定着していったというわけです。

実はこんな記憶のメカニズムもこの本を読めばすぐに理解できてしまいます。

こういうところも読書の大きなメリットですね。

読んだら思い出す、を繰り返そう

さて、この「思い出すことで記憶が定着する」というのは、読書でも同様です。

「本を読んでいる時は覚えたつもりでいたけど、数日たったら内容がほとんど思い出せない……」

こんな経験はないでしょうか?

これは読書しているときは一時的に記憶(短期記憶)していたものの、思い出すという行為をしなかったために記憶が保持(長期記憶)されなかったのが原因です。

せっかく貴重なお金を出して買い、貴重な時間を費やして読み終えた本です。

できれば、その恩恵を最大限に受けたいですよね?

そのためには思い出すことが大切なのですが、忙しい日常生活の中でそんな機会は少ないかと思います。

そこでオススメしたいのが、「意識的にアウトプットの場を作る」ということです。

アウトプットとは話したり、書いたりと、自分の内に溜まっているものを出すことです。

それをすることで、「思い出す」「考える」「まとめる」「例える」など、いろんな思考を使うため、自然と記憶に定着していきます。

この少し時間を取ってアウトプットすることで、本の理解度もさらに深まります。

そしてそれは、その後に読む本を深く理解することにもつながっていきます。

インプット → アウトプット → インプット → アウトプット……

これを繰り返すことで、読書体験はさらに高まっていくのです。

ここから手軽なアウトプット方法をご紹介しますので、あなたもぜひ取り入れてみてください。

STEP5. アウトプットしよう

では、アウトプットに最適な4つの方法をご紹介したいと思います。

1. 誰かに話す

一番手軽で効果のある方法は「誰かに話すこと」です。

これは本に限らず、誰かに話すことで物事の理解が深まるというのはよくあることです。

例えば仕事でも、自分がやっていた仕事を部下や後輩に教えたときに、「自分の仕事をより深く理解できた」という経験はないでしょうか?

これは人に何かを伝えるためには自分が相手以上にその仕事を理解している必要があることに加え、相手が初心者でも理解できるよう分かりやすく説明することが求められるからです。

その工程がさらにあなたの記憶や理解を深めていくんですね。

また、人に話していると、時には相手から思わぬ質問が飛び出すこともあります。

そこですぐに答えられなかったとしても、その場や後々に調べることで、さらに新しい知識が得られます。

それもあなたの記憶や理解を深めていく絶好の機会になるのです。

2. レビューを書く

本をたくさん読んでいくと、必ずしも毎回誰かとその話ができるわけではありません。

また、アウトプットを人に話すことだけに頼ってしまうと、アウトプットの機会がガクッと減ってしまいます。

そこで活用したいのが「レビュー(評価)」です。

Amazonで自分が購入した商品のレビューページからレビューが書けるので、どんどん書いていきます。

さらにAmazonの場合、Amazonで購入していない商品でも商品ページからレビューを書くことができるので、過去に読んだ本のレビューなどを積極的に書き込んでいきましょう。

また、最近では読んだ本を管理できるサービスもたくさんあるため、これらのサービスを使って自分の感想を書いてみましょう。

これらのサービスはいくつかあるため、それぞれのサービスを触ってみて気に入ったものを使ってみてください。

本の記録と感想を書けるサービス

これらのサービスを活用して、あなたの意見や感想をどんどん書いていくのです。

各サービスごとにあなたが書いたレビューにいいね! やコメントが付くため、それが次の本を読むモチベーションにもつながります。

その結果、あなたの言葉が他の本好きの人や本を買おうか迷っている人の背中を押すことにつながるのです。

良書に出会ったら、その良さを1人でも多くの人に伝えていくことも読書好きの使命のひとつと言えるかもしれません。

3. SNSに投稿する

近年はFacebookやTwitterといったSNSの普及によって、もともとの友人はもちろん、見ず知らずの人とも簡単につながることができるようになりました。

とくに趣味を持っている人にとってSNSは最高のツールです。

ふだん周りには趣味の合う人がいなくても、インターネットにアクセスすれば世界中の「ともだち」とコミュニケーションを取ることができます。

これは趣味が読書の場合も同じです。

例えばTwitterで本から得た学びや心に残った一言をつぶやくだけでも、少しずつ共通の趣味や価値観を持った人達とつながっていくことができるでしょう。

同じ本を読んだ人のつぶやきに共感ができたらフォローしたりコメントしたりするなど、積極的にコミュニケーションを取るのもおすすめです。

また、Twitterは140文字という文字数制限があるため、「要点だけ簡潔にまとめる」という訓練にもなります。

Facebookでは友逹にオススメの本を感想付きで教えてあげるのもいいですね。

その他にもLINEのタイムラインに投稿するのもひとつですし、SNSを「アウトプットの場」として積極的に活用していきましょう。

もしかすると、あなたの何気ない言葉が誰かを救う一言になるかもしれません。

4. ブログを書く

最後は「ブログ」です。

アウトプットの場として考えると、ブログはもっとも最適な場とも言えるかもしれません。

ブログにアクセスしてくる人はさまざまで、Googleなどで検索してきた人、SNSから辿り着いた人、他のブログでリンクが貼られていて辿り着いた人、ブログサービス内のリンクから辿り着いた人……などなど。

ちなみにあなたはこの記事にどこから辿り着いてくださったのでしょうか?

ブログというのは、実に様々な人達に自分の文章に触れてもらうことができるメディアです。

と言っても、単なる自分の感想を書いていても、なかなか辿り着いてもらうことはできませんし、内容に価値を感じてもらえません。

なぜなら他にも同じテーマで同じような内容の記事は山ほどあるからです。

そこで、大切になってくるのが「読んでもらうための工夫」です。

その工夫についても少しだけアドバイスをしておきたいと思います。

例えば当サイトでは松下幸之助氏の著書「道をひらく」についての記事を書きました。

この記事では、単なる書評ではなく、「終活」という切り口から本の魅力を紹介しました。

この本を「ビジネス本」として捉えている人にとっては興味のないテーマかもしれませんが、終活について考えている人にとっては一見の価値がある内容になっているかもしれません。

こうした工夫をすることで、「ある人にとって読む価値のある文章」ができあがっていきます。

単なる書評はたくさんの人達がしていますので、ぜひ「あなただけの視点や感じたこと」を発信してみてください。

また、ブログサービスもいくつか紹介しておきますので、自分に合いそうなものを試してみてください。

LINEブログ

LINEブログはメッセンジャーアプリのLINEを提供するLINE社が運営しているブログサービスです。

LINEブログはスマホからしか記事が投稿できないという、スマホ時代のスマホユーザーのためのブログサービスです。

パソコンを使い慣れている人からすると「使い勝手が悪い」と感じるかもしれませんね。

逆に「普段はほとんどスマホしか使わないし、LINEはよく使っている」という人にとっては良い選択肢かもしれません。

はてなブログ

はてなブログは書くことに専念できるだけでなく、比較的Googleなどの検索に強いと言われているブログサービスです。

また、はてなブログで記事を書くとはてなブログ内でも読んでもらいやすというメリットもあります。

さらに、良い記事であれば読者が「はてなブックマーク」という機能でブックマークしてくれます。

そのブックマーク数が増えると、ホッテントリという人気記事ランキングに掲載される仕組みになっています。

ランキングに掲載されると一気にアクセス数が増え、1日だけで数万人の人達の目にとまることも珍しくありません。

もちろん、なかなかそこまでの記事を生み出すことはできませんが、その確率がもっとも高い場所がはてなブログです。

Medium(ミディアム)

Medium(ミディアム)はTwitterの共同創業者だったエヴァン・ウィリアムズという人が2012年に立ち上げたサービスです。

SNSのようなフォロー機能もあり、SNSとブログの中間的なサービスだと考えればいいでしょう。

ミディアムで注目すべきなのは機能性ではなく、何と言ってもデザインの美しさです。

多くのブログサービスはメニューや広告などでゴチャゴチャしているものが多いですが、ミディアムはすべての”ムダ”を削ぎ落とした、まさに洗練されたデザインです。

エヴァン氏もミディアムが目指すモデルについて「ウェブ上でよい文章を書くための美しくて使いやすいプラットフォームの構築」と言っている通り、「気持ちよく文章が書けるデザイン」になっています。

「本から得た学びをアウトプットする場」として考えると、ミディアムはとても良い選択肢になるでしょう。

ただ、ミディアムはメニューなどがすべて英語です。

かと言って英語で文章を書くわけではないので大きな問題ではないのですが、使い慣れるまで少し時間と労力がかかるかもしれません。

note(ノート)

note(ノート)は、ブログの枠を超えた新しいサービスで、2014年に立ち上がった日本発のサービスです。

どういう点でブログの枠を超えているかというと、ブログのように記事を書くだけでなく、文章や写真やイラスト、音楽や映像などをノート上で有料販売できる機能をあわせ持っているという点です。

この機能があることで、ノート上で記事を書くと末尾に下記のようなサポート提案が表示されます。

ボタンをクリックすると、自分で決めた金額を書き手に対して気軽に支援できる仕組みになっています。

もちろん単に本の感想を書いていただけで誰かがサポートしてくれるという可能性は低いですが、文章を書き続けるひとつのモチベーションになるでしょう。

また、「サポートしてもらえるだけの価値ある文章を書こう」という意識がより良い文章を生み出すことにもつながるはずです。

さらにノートはミディアムのようにシンプルでムダのない洗練されたデザインになっています。

「ミディアムのデザインが気に入ったけど、日本語メニューじゃないのが不安」という方はノートがおすすめです。

他にもたくさんのブログサービスが

ここでは「文章を書く」、そして「文章を書き続ける」のふたつに特化して4つのブログサービスを紹介してきましたが、世の中にはまだまだたくさんのブログサービスがあります。

「どのブログがいいんだろう?」と悩むと思いますが、基本的にどのサービスでもできることは一緒です。

一番大切なのは「書き続けること」ですので、デザイン性やワクワク感、使いやすさやコミュニケーションの取りやすさなどで直感的に決めるといいでしょう。

まとめ

これで読書シリーズのステップ1〜5までを紹介し終えました。

ステップ1〜4まではこちらからお読みいただけます。

「本を読む」という行為自体は単純ですが、そこにかけるお金や時間を最大限に活かすためには、様々な心構えが大切だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

かと言って形式ばかりにこだわって、行動ができなくなってしまっては意味がありません。

いきなりすべてをやろうとせず、まずは「今の自分に合った本をちゃんと選び、それを読んで楽しむ」という体験をしてみてください。

それを1冊、2冊、3冊……と続けていくと、自然とすべてのことが身についていくはずです。

これらのステップは、あくまでもあなたが闇雲に読書をして疲れてしまわないための道しるべです。

たまに迷ったらここに戻ってきて、あなたの読書スタイルを見つめ直してみてください。

今日もあなたが素敵な本と出会えますように。

本日も「ポジティブ終活」に来てくださってありがとうございました。

ネガ男くん
僕が今まで本を読んでもすぐに内容を忘れてしまっていたのは、これが原因だったのか〜!笑

本を読んだ後は「いいこと知れたな〜」と思うんですけど、時間が経つと「全然身についてないじゃん……」って、いつも凹んでたんでよね……

たしかに誰かに話したり、書いたりすると身につきそうな気がします!

まずは誰かに話すことから始めてみようかな〜。

ポジ仙人
ホッホッホッ。

いい心がけじゃの〜。

そうそう、なにも急にブログとかを始める必要もないから、まずは気軽にできそうなことから始めてみるのがおすすめじゃよ。

今回のシリーズがみなさんの素敵な読書体験につながってくれたら嬉しいの〜。

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