

それは素晴らしい。
たとえ今は無理だと思っていても、「趣味にできたらいいな」と思うだけでも大きな一歩じゃよ。
実は他の読者さんからも、「今まで読書を習慣化しようとしては挫折してきたから、読書好きになる方法があれば教えてほしい」という相談をいただいたからの〜。
ちなみにネガ男くんは年間で何冊くらいの本を読んでいるんじゃ?

お恥ずかしい話、一冊も読んでないんです……
マ、マンガはよく読むんですけどね(笑)

それにマンガを本に含めなかったところも褒めておこう(笑)

ポジ仙人は優しいですね……

どんな時でも大切なのは過去よりも未来じゃからの。
それに文化庁の調査(平成25年度)では、「1ヶ月に本を1冊も読まない」という人が、半数近く(47.5%)もいることが分かっておる。
ネガ男くんのような人は決して珍しくないんじゃな。
だからいま大切にすべきなのは、せっかく芽生えはじめた「読書を趣味にできたらいいな」という気持ちを育むことに他ならん。
そのためにも今回は「読書を趣味にするための5つのステップ」を紹介していこうかの〜。
僕より10倍以上も練習してる人ってたくさんいるんですよね。
でも、僕の方がその人たちより普通に速かったりする。
これってなぜだと思いますか?
それはその人が「正しい走り方」を知らないまま練習をしてるからなんですよ。
「正しい走り方」を知らないままいくら走っても、なかなかタイムは伸びないし、距離も伸ばせません。
ケガだってしやすくなります。
逆に僕は「正しい走り方」を知ってるから、少ない時間でも結果を出せるんです。
それくらい「正しい走り方を知っている」というのは大切なことなんですよね。
これとまったく同じ話を、もと陸上競技選手でタレントの武井壮さんが話していました。
武井さんはどんな競技でもトップレベルの成績を残すほどの運動能力の持ち主ですが、その秘訣は練習量ではなく、「自分の体を思った通りに動かす能力を高めたから」だと言い切っています。
小学校5年生の頃に「自分の思い通りに体が動かせていない」ということに気づいた武井さん。
「そんな状態でたくさん練習しても上手くなるはずがない」と考え、ひらすら自分の体を思い通りに動かす練習を続けたそうです。
そしてその結果、どんな競技も即座にマスターしてしまえるようになりました。
スポーツと読書は、一見かけ離れたもののように見えますが、実はこの話は読書にも通じるものがあります。
「とにかくたくさんの本を読む」というのも選択肢のひとつですが、マラソンや武井壮さんの話と同様に「闇雲に本を読んでいるだけでは、読書をなかなか自分のものにできない」というのも事実です。
そうすると結果的に読書を趣味にすることができなくなってしまいます。
だからこそ、まずは「正しい読書の仕方」を学ぶことが大切になってくるんですね。
ただ、厳密に言えば読書に「正しさ」はありませんので、あくまでも「読書を趣味にすることで得られるものと、そのための道順を学ぶ方法」と理解していただければと思います。
それさえ学べば、あとはあなたが「読みたい」と感じた本を手に取っていくだけです。
さて、それでは読書を一生涯の趣味にしていただくための5つのステップをご紹介していきます。
今回は5つのステップのうち、
- 読書のための読書をする
- 興味のあることを書き出す
の2つを解説いたします。
STEP1. まずは「読書の素晴らしさ」を知るための本を読もう
これからご紹介する2冊を最初に読むと、「読書の世界ってこんなに素晴らしいのか!」ということを知ることができます。
読書のための読書をするのです。
そしてこの2冊を読み終えた時には、「本を読まないって、こんなに損をしてるのか……」と感じれるようになっているはずです。
読書は損得で考えるものではありませんが、本と触れ合う人生と触れ合わない人生とでは心の豊かさが大きく変わるのは間違いありません。
まずはその意識を持つために、「モチベーション」と「理論」の両輪で学んでいきましょう。
読書のモチベーションが上がる1冊
読書に対するモチベーション(意欲)を高めるために当サイトがオススメしたいのはこの本です。
とりあえずこの1冊だけ読んでおく、でもいいと思います。
著者の樺沢紫苑氏は精神科医、作家、映画評論家とさまざまな場で活躍されている方です。
それだけ活動の幅を広げてこられたのも、本を読み続けてきたからだそうです。
この本は、本から得られるものがいかに多くて、大きくて、役に立つのかということを教えてくれます。
ただ、Amazonのレビューを見ると、内容に物足りなさを感じている人もいるようです。
これはタイトルが「読書術」となっているため、たくさんのノウハウが学べると思っていた人とのミスマッチが起こっているのが原因のようです。
この本はノウハウを学ぶというよりも、「自分の人生で本を読むことが、そんなに大事なの?」という疑問をお持ちの方が「なるほど! 本ってスゴい!」と思える内容になっています。
まずはこの本を読んで読書に対するモチベーションを高めましょう。
読書の理論が学べる1冊
続いてはもっと具体的な読書法を学ぶための一冊です。
当サイトがオススメしたいのはこちらの本です。
こちらの本は経営コンサルタントの小宮一慶氏が読書法について解説した一冊です。
経営コンサルタントと聞くと小難しそうなイメージがあるかもしれませんが、テーマが読書ですので、それほど難しい内容ではありません。
この本では「読書のレベルを高めるための考え方や方法」を学ぶことができます。
ただ、「ビジネスマンのための」という言葉があるように、ややビジネスマン寄りの内容になっているため、主婦や学生の方々は無理に読む必要はないと思います。
興味がある方はぜひ手にとってみてください。
STEP2. 興味のあることを書き出す
STEP1で読書熱が高まると、すぐに「何か読みたい!」という気持ちになると思いますが、そこで一歩だけ立ち止まってみましょう。
ほんのちょっとだけでいいんです。
何をするかというと、「自分が興味のあることを書き出す」ということです。
ちなみに、ここでいう「興味がある」というのは広義な意味だと考えていただいてOKです。
- 好きなこと
- 知りたいこと
- 気になっていること
- 悩んでいること
- モヤモヤすること
「最近やたら聞く”仮想通貨”って何なの?」
「アートの世界が気になってるんだけど、どうやって勉強したら良いんだろう」
「記憶力が悪いんだけど、高める方法ってあるのかな?」
など、ちょっとしたことでもいいので書き出してみてください。
悩みやモヤモヤについては、それ自体に興味を持つというよりも、「それを解決する方法」に興味を持てばいいのです。
読書は悩みを解決するために最適な方法ですので、思いつく限り書いていきましょう。
「老後のお金のことって、どうしたら良いんだろう」
「仕事での人間関係がどうも上手くいかない……」
「健康を維持するためには何をしたら良いのかな?」
などなど、思いついたらどんどん書いていきます。
書き出すという作業が面倒に感じられたかもしれませんが、ここで書くことが後々にご紹介するSTEP4の「本を探す」で生きてきますので、騙されたと思って試してみてください。
さて、これで紙には「今のあなたの興味リスト」ができあがりました。
いかがでしょう?
これらひとつひとつが本を通じて学べたり、知れたり、解決したりできると考えるとワクワクしてきませんか?
まとめ
さて、今回は「読書を趣味にするための5つのステップ」の中から、
- 読書のための読書をする
- 興味のあることを書き出す
の2つをご紹介しました。
冒頭のスポーツの話でもあった通り、何事もいきなり闇雲に始めるのではなく、多少手間と時間をかけて「基本」を作っていくことが大切です。
その基本がしっかりとできれば、あとは好きな本や気になる本を数珠つなぎのように読んでいくだけです。
次回は「読書についての誤解を解く」についてお話していきます。
本日も「ポジティブ終活」に来てくださってありがとうございました。

それに本を買う前に自分の興味を書き出してみるなんて考えたこともなかったなぁ〜。
ちょっとしたことでも良いならたくさん書き出せそうです!

それに自分が知りたいことや気になること、悩みがすべて解決していくと考えたらワクワクするじゃろう?
読書はそうやって自分の興味に対する知識を深めたり、興味の範囲を広げたりできる素晴らしい営みなんじゃ。
ぜひみなさんにもこの世界の楽しさを知ってもらえたら嬉しいの〜。
前回の誰もが一生涯の趣味にできる「読書」という素晴らしい世界を知ってほしいを読んで、「僕も読書を趣味にできたらなぁ〜」と思ったんですけど、やっぱり僕には無理な気がして……
読書を趣味にするための方法とかってあるんですかね?