仏教に1ミリでも興味を持った人には「池上彰と考える仏教って何ですか?」を読んで欲しい

ネガ男くん
ポジ仙人。

この前、お葬式のことについて調べてたんですけど、ふと思ったことがあったんです。

「僕の家って一応は仏教だけど、そう言えば仏教のことって何も知らないな〜」って。

せっかく興味を持ったんで、「この機会に勉強してみようかな?」と思ってるんですけど、どうですかね?

ポジ仙人
おぉ。ネガ男くんにしては珍しくポジティブな考えじゃの〜(笑)

その興味、そのまま薄れさせてしまったらとてももったいないぞよ。

なぜなら若い内に仏教の歴史や教えを学ぶと、人生に大きなプラスをもたらしてくれる可能性があるからなんじゃ。

ネガ男くん
えっ! 仏教を学ぶと人生にプラスに?

そこまで大げさに考えてなかったので、なんか正直イメージ沸かないですね〜。

ポジ仙人
ホッホッホッ。そうじゃろう、そうじゃろう。

今の時代は仏教と関わる機会が減ってしまっているからの〜。

しかし、イメージが沸かないのは何もネガ男くんのせいという訳ではないんじゃ。

実は日本人と仏教の距離が離れてしまったのにも、ちゃ〜んと原因があるんじゃよ。

そんな仏教を学ぶたい人にオススメしたいのが、池上彰氏の著書「池上彰と考える仏教って何ですか?」じゃ。

池上氏の分かりやすい解説なら、きっとネガ男くんでもすぐに仏教の基本を理解することができると思うがの〜。

「あなたと仏教の関係性を説明してください」と言われたら、あなたは何と答えるでしょうか?

「先祖が仏教だから一応私も仏教徒……なのかな?」

「お葬式のときにお経をあげてもらうくらい?」

「自分は無宗教だと思っているので、仏教は関係ないかな」

といった方も多いかもしれません。

では、仏教とは私たちには関係のないもので、誰かが亡くなった時に成仏できるようお経をあげてもらうだけの存在なのでしょうか?

その答えはNOです。

本来、仏教は「死後」よりも「生前」にこそ積極的に関わるべきものであり、学ぶべきものなのです。

「そんなに価値のあるものなら、なぜこんなにも日本人は仏教との関わりが少ないの?」

そんな疑問が思い浮かぶことでしょう。

実はそれには仏教の「基本的な概念」「日本ならではの歴史」が大きく関係しているのです。

そして、それらを分かりやすく学べるのが本書です。

池上さんと言えば、大人でも理解するのが難しい話を、噛み砕いて噛み砕いて、子供にも分かりやすく説明するプロであり、その実力はテレビでもいかんなく発揮されていますね。

そんな池上さんの解説に触れることで、きっと仏教もあなたのすぐ近くの存在として感じられるようになるはずです。

そこで今回は、仏教に1ミリでも興味を持ったらぜひ読んで欲しい、「池上彰と考える仏教って何ですか?」で学べることの一部をご紹介したいと思います。

ぜひあなたも実際に手にとって読んでみてくださいね。

仏教はいつ・どこで・どのようにして生まれたの?

仏教は読んで字のごとく、「仏の教え」です。

では、その仏とは?

みなさんもご存知、「ブッダ(仏陀)」のことですね。

生まれた当時のブッダは「ゴータマ・シッダッタ(またはブッダ・シッダールタ)」という名付けられました。

では、そのブッダが生まれたのはいつなのでしょうか?

それは紀元前5世紀です。

ちなみに、世界には三大宗教と言われる宗教がありますね。

それは仏教とキリスト教とイスラム教です。

実はブッダが生まれたのは、キリスト教の創始者イエスよりも約500年前で、イスラム教の創始者である預言者ムハンマドよりも約1000年前のことになります。

仏教は世界三大宗教の中で、もっとも歴史が古いんですね。

そしてブッダが生まれ育ったのはインドなのですが、ブッダはシャカ国という国の王子として生を受けました。

王子と仏教。

一見すると相反する2つの世界ですが、「王子ブッダ」は一体どのようにして悟りの道へと進んで行くのでしょうか?

人生には苦しみしかない? ブッダの教えとは

それでは仏教、つまりブッダの教えとは一体何なのでしょうか?

仏教には「一切皆苦」という考え方があり、これは「すべては苦である」という意味になります。

そして仏教は、「生きることは苦しいことだ」という限りなくマイナス思考な視点から考えられているのです。

この苦しみの種類を仏教では「四苦八苦」として定義されています。

そして、これらの苦しみを生み出すのが煩悩(妄念や欲望)です。

煩悩がある限り、人間の心は常に乱され、悩みは尽きないというわけですね。

仏教では、「この世は四苦八苦に満ちているのだから、二度とこの世に生まれ落ちてこない状態が理想である」と明言されています。

そして、そのために修行をするのです。

その他にも仏教の基本となる「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」と言った一度は見聞きしたことがあるであろう言葉も出てきますので、ぜひ本書で学んでいただければと思います。

宣教師のいない仏教がなぜ世界に広まったのか?

キリスト教には「宣教師」と言われる人達がいますね。

キリスト教が広く普及してきた背景には、宗教を教え広める役目を担った宣教師の存在が少なからず影響しています。

ところが仏教には宣教師という人は存在しません。

僧侶はあくまでも修行をしている人達なので、布教活動をしている人という訳ではないのです。

日本人が仏教から離れてしまっている原因のひとつに、仏教の基本概念があります。

「ブッダの教えは向こうからは、やってこない。こちらから求めるもの」

この考え方です。

たとえばそれが良く分かるのが、多くの人がテレビで見たことがあるであろうドラマ「西遊記」でしょう。

西遊記に出てくる「三蔵法師(玄奘三蔵)」はまさにブッダの教えを求めて天竺(てんじく)へ旅をするという話ですね。

それだけ命と時間をかけてでも自ら学びに行くもの。

それが仏教なのです。

ところが私たち日本人は、今の平和な暮らしを手に入れたことによって、「仏教の教えを求める」という機会や必要性が減ってしまいました。

そう考えると、私たちが仏教から距離が離れてしまうのも致し方ないと言えるのかもしれません。

日本で仏教はどうやって広まったのか?

「三蔵法師(玄奘三蔵)」がインドから中国へ持ち帰ったブッダの教えですが、西暦538年頃にそれが朝鮮半島を経て日本へ伝わります。

当時の日本はと言えば、蘇我氏と物部氏という二大勢力が競い合っていた時代でした。

そして、仏教に影響を受けた蘇我氏と、ニギハヤヒノミコトという日本神話に登場する神の末裔である物部氏の戦いとなり、いつしか「仏教 vs 神道」のような図式になってしまったのです。

最終的には蘇我氏が勝利したことで、仏教が日本に広まる土台ができはじめます。

日本で最初の本格的な寺院である、奈良県明日香村の「飛鳥寺(法興寺)」が建てられたのも、この蘇我氏が実権を握っていた時代のことです。

また、その後日本に仏教を定着させた立役者がいました。

それが「聖徳太子」です。

聖徳太子はどのようにして仏教を日本に広めたのでしょうか?

そして仏教と神道はどのようにして共存の道を歩むことになったのでしょうか?

日本のお葬式やお墓、永代供養のスタイルがインドとは大きく違うのはなぜ?

あなたは大切な人を亡くしてしまったら、どうするでしょうか?

お通夜をして、お葬式をして、火葬をして、お墓を建てて、納骨する。

それが一般的な方法かと思います。

今や多くの日本人が当たりまえのようにやっているこれらの儀式ですが、歴史を紐解いてみると、それほど長い歴史があるわけではありません。

今では当たりまえの火葬でさえ、明治時代は7割程度はまだ土葬でした。

また、ブッダが生まれ育ったインドでは今でも火葬や葬送はしても、日本のようなお葬式をあげたり、お墓を建てるようなことは基本的にしません。

火葬後は骨をガンジス川や海に流したり、森や林に埋めてしまいます。

その後の法事はありますが、日本で言うお葬式はこれで終わりとなります。

では日本では当たりまえとなっているお葬式やお墓といった習慣がなぜ生まれたのでしょうか?

これも仏教が中国を通して日本に伝わってきたことが影響していると言われています。

中国と仏教とお葬式の関係とは一体何なのか?

この辺りも本書で分かりやすく解説されています。

なぜ日本人はお葬式でしか仏教と関わらないのか?

日本人はいつしか仏教と関わる機会が極端に減ってしまいました。

現代で私たちと仏教を繋ぐ大きなポイントといえば、やはり「お葬式」ではないでしょうか?

その影響で、「仏教と言えばお葬式」というイメージを持つ方も多く、「葬式仏教」と揶揄されることもしばしばです。

生きている時にこそ学ぶべき仏教が、なぜ死後にしか関わることがなくなってしまったのか。

実はこれも”日本ならではの理由”が存在します。

ヒントは「キリスト教を禁止するつもりが、逆に仏教と人々を離れさせるキッカケに?」です。

こういった経緯も理解しておくと、仏教の本来の価値を深く理解できるかと思います。

仏教が科学的?

「宗教」と聞くと、非科学的なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

その理由はやはり神の存在が大きいのではないかと思います。

キリスト教やイスラム教には神がいますよね。

何事も「それは神のお導きです」と言われてしまうと、その時点で科学的な視点はシャットアウトされてしまいます。

その点、仏教には神が存在しません。

物事にはすべて原因と結果があり、それが連なって成り立っているという考えです。

とても科学的な視点ですね。

本書で登場するダライ・ラマ14世は科学好きなことで知られています。

実際、ダライラマ法が来日された際には、ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏、遺伝子研究の村上和雄氏、脳科学者の茂木健一郎氏など、自然科学分野の科学者の方々と対話をされたほどです。

これらのことから、仏教と科学は相反するものではないことが分かります。

ただ、世界史における「科学の発展の歴史」を見ると、そこに貢献したのは非科学的なはずのキリスト教圏の国が多いことが分かってきます。

それは一体なぜなのでしょうか?

その答えも本書の中で語られています。

ダライ・ラマ14世との対話

本書の醍醐味のひとつは間違いなく、このダライ・ラマ14世との対話でしょう。

池上さんを通してですが、ダライ・ラマ法王の言葉を聞くことができるからです。

質問が池上さんの思想に偏っている感もありますが、それでも貴重な場であることに間違いありません。

本を読んでいると、法王がまさに目の前で自分に語りかけてくれているような、神秘的な空気を味わうことができるのが、本書の大きな価値となっています。

また、この対話を通して驚かされるのは法王の心の広さです。

歴史的な見解はさまざまですが、チベットは中国政府によって支配・統治された影響で、たくさんの問題が起こっており、今もなお解決していません。

法王自身も1959年に祖国のチベットからインドへ亡命しています。

たくさんの家族や友人、同志の命を奪われ、祖国まで奪われてしまったダライ・ラマ法王やチベットの人々。

それでもなお、チベット人の未来はもちろん、敵対心を持ってもおかしくないはずの中国政府の未来をもポジティブな視点で見つめられているその姿勢からは、ただただ偉大さを感じます。

そしてそんな法王が私たち日本人に対してどんなメッセージを送ってくれたのか?

ぜひあなたも本の中でその世界を体験してみてください。

まとめ

今回は、仏教に興味を持たれた人にぜひ読んで欲しい、池上彰氏の著書「池上彰と考える仏教って何ですか?」の見どころをご紹介しました。

池上さんの解説はとにかく分かりやすいため、どなたでもすんなりと読むことができ、そして理解できる内容となっています。

ただ、分かりやすさを重視して、端折られてしまっている詳しい情報がたくさんあるのも事実です。

なので、この一冊で仏教をすべて理解するということでなく、あくまでも入門書として手に取ってみるのがオススメです。

仏教を学ぶと、生きる上で大切なことを学ぶことができます。

そして今後、仏教はさらに重要視されていく可能性があります。

例えば近年大きな話題になっているものに、「マインドフルネス」というものがあるのですが、ご存知でしょうか?

カタカナだと分かりにくいですが、これは仏教では古来から当たりまえのように行われてきた「瞑想」のことです。

この瞑想を、西洋人が科学的視点から研究し、人間の脳や精神に様々な効果があることが証明されたのです。

そしてこの瞑想は、あのスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、松下幸之助、稲盛和夫、井深大などのトップ経営者やマイケル・ジョーダンやテニスのジョコビッチ選手といったアスリートたちも取り入れているほどです。

今ではその効果に着目したGoogleやFacebook、ナイキやインテルなどなど名だたる企業が、社内研修などで瞑想を採用しています。

これはある意味で、仏教が人間が生きていく上で大切なことを説いている証拠のひとつと言えるのではないでしょうか。

今後仏教が人間にもたらす効果や必要性が科学的な視点からさらに解明され、より重要視される可能性は十分あります。

ぜひあなたも仏教に興味を持たれたこの機会を活かして、あなたの人生に仏教を活かしてみてください。

ネガ男くん
へ〜!

ポジ仙人の言う通り、仏教って生きている時にこそ学ぶべきものなんですね!

しかも仏教が科学的な考え方だったなんて思っても見なかったな〜。

仏教の歴史も勉強になりますし、何よりダライ・ラマ法王の言葉に触れられるのは興味深いですね!

よし、じゃあ、僕もこの機会に読んでみようと思います!

ポジ仙人
ホッホッホッ。

ネガ男くんも仏教が持つ奥深さや大切さ、価値を掴んでくれたようじゃの〜。

その興味をより膨らませるためには、この本は本当にオススメなんじゃ。

みなさんもぜひこの本で仏教の世界の入口を覗いてみてはいかがかの〜?

あなたが感じたことを誰かと共有してみよう


資産を”確実に”増やしたい人が
「やるべきこと」まとめ






「老後が不安だから何かしないと……」
「息子や孫の将来は大丈夫だろうか……」
誰もが抱えているのが「お金の悩み」です。
”資産を増やす”と聞くと「難しい」と考えてしまう人が多いですが、実はそんなことはないのです。
できる限りリスクを取らずに着実に資産を増やすための方法をまとめてご紹介します。




4ステップで誰でも見つかる!
相続税申告に強い税理士の探し方






「知識もないし、時間もない……」
そんな状況でもご安心ください。
最小限の時間で最低限の知識を身に着け、最高の税理士と出会う方法を無料で分かりやすくご紹介しています。




読みやすくてタメになる
終活で参考にしたい本まとめ






相続、不動産、生前整理、遺品整理、認知症対策……などなど。
終活の実用面で役立つ本から、生き方や未来予測を学べる本まで幅広くご紹介しています。